住宅着工数の推移、人口減少など
目次
青森県の新設住宅着工数
青森県でどれくらいの住宅が新設されているのかご存じでしょうか?
2021年は5,551棟の住宅が新設されています。
2022年は9月時点で3,959棟、昨年の97%の棟数です。
下がってるとみるべきか、昨年同等とみるべきか、判断は難しいところですがここ数年は減少を続けています。
減り続ける新設住宅着工数
2016年は6,494棟、2017年は6,509棟、2018年は6,431棟。
ここまでは上下がありつつもバラツキなのかな…とも思います。
2019年、6,174棟。
一気に下がりました。コロナの影響でしょうか。
2020年、5,671棟。
また大きく下がりました。このころはコロナによる資材不足、価格高騰が出始めてきたのでその影響かもしれません。
2021年、5,551棟。
また少し下がっています。2020年の影響が続いてるものと思います。
2022年の見通しは
現段階では前年比97%ですので、昨年と同水準の着工棟数だと思われます。
しかし燃料価格の高騰やロシアでの戦争、円安などの不安定要素はまだ多く、影響も少しタイムラグがありますからどのような影響が出てくるかはまだ注視していかなければなりません。
長期的な推移は?
直近の急激な減少はコロナや紛争など強烈な社会的な要因が大きく影響していると考えられますが、長期的に見ても楽観視できる状況ではありません。
青森県の人口の推移、予測を見てみると
130万人(2015年)、123万人(2020年)、115万人(2025年)、107万人(2030年)、99万人(2035年)、90万人(2040年)、82万人(2045年)と、5年ごとに7万人程度減少しており、経過も予測も決して明るいものとは言えません。
人口の減少と新設着工数が比例すると単純に考えると、2045年の新設着工数は3,950棟程度ど大きく落ち込みます。
想像するだけでも怖いですが、何も手を打たなければかなりのスピードで現実のものになるであろう予測。
行政だけにたよるだけではなく、私たち一人一人が真剣に向かい合わなければいけないのかもしれませんね。