こどもみらい住宅支援事業のリフォーム工事ですが表にある工事が対象となっています。

今回は①開口部の断熱改修についてご紹介します。

※本紹介では一般の方への理解しやすさを考慮し、説明の内容はなるべくシンプルに、また言葉もわかりやすい言葉に言い換えたりしておりますのでご理解いただきますようよろしくお願いいたします。より詳しいことを知りたい方は本文中に参考となるサイトのリンクを掲載していますのでそちらをご覧いただくか、弊社までお問合せいただければと思います。

ざっくり説明するとこんな工事が対象です

こどもみらい住宅支援事業Webサイトより

開口部(窓や玄関ドア）を断熱性能に高いものへ交換する工事となります。

ですので家が寒い、もうちょっと暖かくしたいんだけど…という方はこちらをご検討してみてもいいかもしれません。

以下こども未来住宅支援事業の項目に沿ってご紹介させていただきます。

イ．ガラス交換

ガラス交換とは？

窓で使うガラスの種類はざっくりいうと①単板ガラス（ガラスが1枚）、②二重ガラス（ガラスが2枚）、③三重ガラス（ガラスが3枚）があります。

ガラスの枚数が増えるほど外気とは遮断されますので、冬は暖かく夏は涼しいと考えていただければいいと思います。

自分の家の窓ガラスが一枚なのか二重、三重なのかは見ていただければ目視でもわかりますが、2000年以前の住宅の多くは単板ガラスを使っていますのでいつ家を建てたのかでも見ていただければと思います。

とはいえあまりお勧めはしません

複層ガラスにすることで単板ガラスよりも断熱効果は見込めはしますが、そんなにお勧めできる方法ではありません。

そもそも既存の窓枠に複層ガラスが入れられるのか…という問題があります。ガラスの厚みは当然厚くなりますので入れられない窓枠もあります。複層ガラスの厚みも様々あり、入れられたとしても薄いものしか入れられないということも考えられます。それであればせっかくガラスを交換したのに十分な断熱性能が得られないということもあります。

また窓枠がアルミの場合は結露は防ぐことができませんのでそちらも要注意です。

材料費・工事費が莫大に違うのであれば検討の余地ありですが、他の方法と比べても大きくは変わりませんのでこちらはあまりお勧めはできません。

ロ．内窓設置

内窓とは？

リクシルWebカタログインプラスより（クリックするとカタログを見ることができます）

今度は窓枠も含めたお話しですが、断熱性を高める方法として複層ガラスの使用とは別に二重サッシという窓を二枚つける方法があります。

こちらも基本的な原理は複層ガラスと同じで、複数のガラスで外気から遮断することにより断熱性のを高めるといったものです。

また内窓の枠は樹脂ですので部屋への結露を防ぐこともできます。

施工も簡単

各メーカーからも内窓の商品が販売されており、現場で寸法を測り、商品を制作して取り付けるという流れになります。内側に取り付けるだけですので設置も非常に簡単です。

代表的な商品は以下の通りです

リクシル・・・インプラス

YKK AP・・・プラマード

三協アルミ・・・プラメイク

ハ．外窓交換

外窓とは？

リクシルWebカタログエルスターSより（クリックするとカタログををご覧いただけます）

読んで字のごとく既存の窓を新しいものへ取り換える工事です。

樹脂の窓枠で複層ガラスのものを使えば断熱性は確保できますし結露も防止できます。まるっと交換するわけですので窓のデザインも選択できますしデザイン的には一番スッキリする方法かもしれません。

付随工事がかかってしまう

ただし窓の取り外しや処分、また外壁材、内装材の解体・新規設置もかかってきますので、費用や時間は他の方法よりもかかってしまいます。

イ～ハは窓の改修ですが、希望や予算を考慮してご検討いただければと思います。

二．ドア交換

玄関ドアのことですが、玄関ドアの断熱性能も室内の気温に大きく影響します。

ではご自宅のドアが断熱ドアなのか。どうやって判断するのか。

ざっくりですが15年～10年以上前のドアであれば交換適期かもしれません。

そもそも断熱ドアという言葉が使われ始めたのがおよそ20年前。
このころは暖かいドアという程度の売り文句でした。

しかし15年ほど前から数値で断熱性能が表されるようになったり、10年ほど前から数値により断熱性能が区別されたり…と年々技術は進歩しています。

15年ほど前からドアのトレンドが変わったり、ドアの保証期間も10年程度ですので、15年～10年というのは交換してもよい時期かと思います。

交換は丸ごと交換する方法もありますが、基本的にリフォーム用のドアへの交換が主流です。

丸ごと交換はお金がかかる

ドアを丸ごと交換するとなると玄関枠も交換する必要がありますので、外壁やタイル、土間を一部解体する必要があります。こちらの費用も結構掛かってしまいますので、丸ごと交換はあまり現実的な方法ではないと思います。

リフォーム用の玄関ドアへの交換

リクシルWebカタログリシェントより（クリックするとカタログをご覧いただけます）

そこで各社から発売されているのがリフォーム用の玄関ドアです。
既存のドアだけ外し、枠はそのまま。
既存の枠に新しいドアの枠をかぶせて、新しい扉を付けます。

工事も短時間で済みますし、費用も丸ごと交換よりは全然かかりません。

ただ既存のドア枠を残しての施工となりますので、左右上下と開口部は若干狭くなります。

代表的な商品は以下の通りです

リクシル・・・リシェント

YKK AP・・・ドアリモ

三協アルミ・・・ノバリス

値上がり前のご検討をお勧めします

これは毎回言い続けますが、ご検討は早めにされた方が断然お得です。

各種商品の値上げの案内が毎日のように来ており、値上げ後ですとせっかくの補助金のありがたみもなくなってしまいます。

多くのメーカーは4月1日受注分より値上げとのことなので、発注までの時期を考えると3月半ばまでのご契約が目安です。

お悩みの方はご相談だけでも無料で承っておりますのでお気軽にお問合せください！