タイル張り体験授業@青森工業高校
目次
未来のタイル職人を目指して!6年目の挑戦
弊社は青森市内のタイル工事業者、左官業者、タイル販売業者で構成される青森市タイル組合に所属しています。
タイルやタイル工事業の魅力を少しでも多くの人に伝え、タイルを使ってもらったり、タイル工事業に関わってもらう人を増やすことを目標としていますが、青森工業高校様でのタイル張り体験授業はその活動の一つで今年で6年目になります。
今年参加した生徒さんは10名でしたがそのうち女子は6名。今までも女子は参加したことはありますがこんなに多いのは初めてです。ものづくりに興味を持つ女子が増えてきたのかな、と思いました。
まずは座学でタイル歴史や性質の講義です。
建築の授業はあるそうですがおそらくタイルについてじっくり学ぶ機会は少ないんじゃないでしょうか。
華麗なるタイル職人の技術
続いて実技ですがその前に本職によるデモンストレーションです。
木村タイル工業様の菊池さんによるデモ。菊池さんは平成31年に開催された第31回技能グランプリで日本一になったすごい方。そんな方の技術を間近で見れるなんて本当に貴重な時間だと思います。淡々と、そして手際よく作業を進める姿に生徒の皆様はおそらく簡単そう、自分にでもできる、と思ったのではないでしょうか。
やってみるからこそわかる難しさ、楽しさ!
いざ実技。まずはボンドを塗るところからですが、これが想像以上に難しいんです。職人さんはさっと鏝にボンドをのせますが、まず初心者はそれができない。そして均等に、はみ出さないように塗ろうとしてもムラができたりなかなか綺麗にボンドを塗ることができません。職人さんの教えや手を借りながらなんとか塗ってました。
ボンドを塗ったらその上からタイルを張っていきます。シート状になってるタイルを見てびっくりしている生徒さんもいました。これをずれないように張っていきます。
写真のタイルはリクシルのプレインカラーネオ。キッチンやトイレなどで使われる定番のタイルです。
引き継がれる技術
部分的に色を変えてオリジナルの柄を作ることもできます。こちらはお花。
ちなみに真ん中で指導している職人は数年前にタイル張り体験を受けて組合員企業に入社した社員です。先輩から後輩へ受け継がれる技術。これは本当に見ていて感動しました!
これはどこかで見たことがあるゲームのキャラクター。若い人の発想は本当に豊かです。
後半には生徒さんの表情、手つきは職人そのもの。
建築の現場はまだまだ男性が多いですが、昔よりも女性は増えてきています。
女性にできない仕事ではないですし、むしろ女性ならではのセンスやアイデアがこれから生きてくるかもしれません。
生徒の皆さんがこれからどんな職業に就くかはわかりませんが、その選択肢の一つにタイルを職人が加わったらいいな、と思います。