材料から住まいを考えてみませんか?
家を購入・リフォームをするとき、工務店や大工さんに希望や予算を伝え、提案されたプランをもとに進めていく…というのが一般的な流れかと思います。
その中で材料に関しては、業者側がセレクトした建具や床材、外壁材の色やデザインを検討します。
しかし材料のことを知るともっと家選びが面白くなるかもしれません。
今回はそんな材料のお話です。
目次
既製品だけど一点もの!?
住宅の内装、外装には様々な建材メーカーが生産している材料を使います。
これらは既製品ではあるのですが、寸法や色、形が驚くほど数多く、また生産ロットによっても色が若干(本当に微妙なところですが)変わったりもするため、同じものを使う現場はありません。必ず受注してからメーカーに注文をかけるため、そういう意味で既製品ですが一点ものになります。よって間違えてしまうと他への使いまわしがなかなかできず、不良在庫化してしまいます。
種類は無限!!
そしてもう一つの特徴は種類が無限にあるということ。
例えば内装建具のカタログは2000ページほどあり、ドア一つだけでも種類や色、柄、細かい仕様を考えると無限にその組み合わせはあります。その中から特定のものを探すのはとても大変で私たちでも具合が悪くなります…それを全てお客様に委ねてしまうと時間がかかってしまうため、業者はお客様の希望を聞きある程度セレクトし、その中からお客様に選択してもらいます。
たかがドア…されどドア
ドアなんて閉まればどれも同じ…それはごもっともです。
ただドア一つとってもデザインだけではなく、開くのか引くのか、どれくらいの間口が必要なのか、ストッパーをつけるのか、ゆっくり閉まる機能をけるのか…などなど機能面も多岐にわたり、その一つ一つが生活に関わってきます。長く住み続けるのであればバリアフリーなども考えなくてはいけません。
業者にお任せするのもよし。でも自分で検討してみたい方はお手伝いします。
業者はプロですのでお客様の希望を聞き、これまでの経験から適した材料を選択してくれます。
しかし業者でさえ、そして私たち材料屋でさえ未知の材料はまだ沢山あります。
材料からゆっくり家選びを考えるというのも一つの考え、もし材料を見てみたいという方がいらっしゃいましたらカタログを見たり、説明したりなどお手伝いさせていただきます!