雑感。担い手不足、就活。
2025年3月4日付け東奥日報より。
農家の担い手不足は声高に叫ばれていますが、それより先に輸送の担い手がいなくなるよ、という記事です。
これは私たちの業種でも例外なく影響がでており、仕入先から納期の長期化、配送料の徴収、受注締切時間の短縮、倉庫からの引き取り時間の制限等々通知が来るようになりました。
輸送と一言で言っても、荷受け、検品、荷物の仕分け、保管など倉庫内の作業から、配送先での部屋ごとの仕分けなど多岐にわたります。また配送も少量ではコストもかかってしまうため、なるべく多く、そして同じ方向、さらに時間に余裕をもっての配送を心がけています。
建材は部材が大きく大量だったりするために現場での保管が難しく、必要なタイミングで都度持っていくのですが電話が来てすぐに持ってきてほしい、というパターンもあります。そういった対応も一つの価値、サービスとして提供してきたのですがだんだんと難しくなってきています。そうなると顧客離れも懸念され、非常に対応は難しいのですが。
今朝のニュースでは就活についてやってました。
企業もあらゆる方策で人材を確保するため、初任給を上げたり週休3日などを売りに採用をしているとのことです。待遇改善と言えば聞こえはいいですが、そうなると給料を上げるコストや休日を増やすことで減った労働力など負担がどこかへいくはず。それが受益者の費用負担なのか下請けの負担になるのかわかりませんが、ただでさえ労働力不足の中で休日を増やすというのはどうも理解ができません。まわりまわって自分の首を絞める事にはならないでしょうか。
とはいえいうまでもなく企業努力は必要なので、そういった実情を理解しつつも質の良いサービスを提供できるように頑張っていきたいと思います。